◆ モンステラ・デリキオサ
サトイモ科モンステラ属
ベランダジャングル園のサトイモ科群落地の奥地にデーンと構えているモンステラです。
一般にモンステラと呼ばれるものには、アンダソニー(ヒメモンステラ)、デリキオサ(ホウライショウ、デンシンラン)、フリードリッヒスターリー(マドカズラ)などがあり、特にアンダソニーとデリキオサの2種を指します。
デリキオサは葉の形状が左右対称に近いのに対して、アンダソニーは不対象です。しかし、デリキオサの初期の葉はアンダソニーのような特徴も持っていて判断しにくいところがあります。
そらりすのベランダ奥地で勢力を伸ばしつつあるモンステラは、新しく展開した葉がほぼ左右対称で、現時点で株の高さがまだ人のひざほどなのに対して、葉の長さが30cmあることなどでデリキオサと確信してます。成長すると、デリキオサの葉は100cm、アンダソニーの葉は40cmほどになります。
デリキオサは白い仏炎苞の花を咲かせ、トウモロコシ状の甘い実をつけるそうです。実は食用になるまで1年以上かかるそうで、青いうちに食べるとシュウ酸の結晶で喉が痛むそうです。熱帯果実と聞いてそらりすはだまっていないですが、家庭ではめったに開花しないそうで、日本ではこの味を楽しめるのは植物園の人と南の島で地植え栽培されている人の特権なんでしょね。少し味見したいです。
熱帯アメリカ原産なのに、寒さには意外に強く、乾燥気味にすれば3度以上で越冬します。
気根を多く出すので、葉水をやると良いでしょう。
用土は一般的なものを使います。
あっそうそう、かなり大きくなるので、それなりのスペースが必要です。ふ、冬はどうしよう。>そらりす |