◆ ペペロミア・ペルギダ(カンクア)
Peperomia pellucida
コショウ科ペペロミア属
東南アジアからの輸入苗にまぎれ込んできたらしい植物です。
一部営利栽培家の温室では雑草となっていて、市販の観葉植物の鉢にも時々まぎれこんでるのを見かけます。
葉は若緑色のハート型で柔らかく、大きさは1、2cmほどで裏側は半透明の白色をしています。花もうすい黄緑色で、実は熟すと黒くなります。この種子が戸外でも冬を越して、毎年5月頃に発芽し、勝手に1年草として繁殖しています。観葉植物として楽しむには少々物足りないですが、若緑色の葉はさわやかな印象があります。
そのうち帰化植物になるんじゃないかな、これ。
ちなみに写真のものはパイプカヅラの鉢に進入したものです。
◆いままで正体が分からず、ペペロミア・spとして紹介してましたが、ベトナム在住のchaoさんより
Peperomia pellucida では?というメールをもらいました。
ベトナムでは「カンクア」と呼ばれていて、雑草扱いとのこと。chaoさんの庭にも勝手に生えているそうです。現地では野菜としてサラダにして食べたりするそうで、市場でもたまに売っているそうです。ちなみに和名は「ウスバスナコショウ」とのことです。
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